先日報道された、人気お笑いコンビ爆笑問題・太田光の日本大学芸術学部への裏口入学疑惑。お笑い界のトップを走り続けてきた彼らにとって今回の疑惑はほぼ初のスキャンダルであり、真意はどうあれ世間から大きな注目を集めている。
さて、そんな太田の裏口問題と同時に注目を集めているのが、光の実父、故太田三郎氏である。実はこの三郎氏、息子の光に負けずとも劣らない数々の伝説を持つ「大人物」であるという。
三郎氏は生前は「三光社」という建設会社を興していた社長で、かの有名な焼肉店「叙々苑」は三郎氏が設計に携わっているという。さらに三郎氏は建築だけではなく書道も趣味として嗜んでいたらしく、看板などで使われる「叙々苑」の文字は三郎氏の筆である。
そのため、息子の光は「叙々苑」には超VIP待遇であるとの噂があるようだ。
光の初の自伝である『カラス』の題字も父の三郎氏が書き下ろしたもので、かなりの達筆だったという。
また、厳格な性格であった三郎氏は一方で落語や文学が好きで、息子・光の読み「ひかり」ではなく海外でも通じるように「ライト」と名付けようとしたが、当時漫才師のコロムビアトップ・ライトが人気だったため「こんな名前を付けて息子が芸人になったら大変だ」と思い留まり「ひかり」にしたという。
しかしなんの因果か、息子・光は奇しくもコロムビアトップ・ライトと同じ漫才師を志すようになり、今や日本を代表するコメディアンのひとりであることは自他ともに認める存在である。
(江戸前ライダー 山口敏太郎事務所 ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)
画像『しごとのはなし』