アメリカでビッグフットといえば毛むくじゃらの未確認生物になるが、それ以外にも「ビッグフット」と名付けられた生物がいる。
それが20年前に発見、もとい発掘された「ワイオミング・ビッグフット」だ。
現在も新作が公開中のハリウッドの大ヒット映画ジュラシック・パークにも登場する巨大な竜脚類。その新たな化石が20年ぶりに発見され、これまでの記録を塗り替える大きさということで注目を集めている。
「ビッグフット」と呼ばれているこの恐竜の化石は、1988年にアメリカのワイオミング州プラックヒルズ地域より発掘された。
コロラド州ウッドランドパークのロッキー山脈恐竜資源センターのアンソニー・マルティス博士は、この恐竜について次のように述べている。
「この竜脚類は一メートルほどの幅を持つ非常に大きな脚をしていたので、標本は『ビッグフット』と呼ばれていました。今回の化石を発見した研究チームが、3Dスキャニングと詳細な測定を使用して類似の化石と比較したところ、現在までに発見された中でも最大の大きさを誇る個体であることが判明しました」
ニューヨーク市の自然史博物館のEmanuel Tschopp氏は「世界各地で大型竜脚類の化石や痕跡は発見されているが、一部だけなど不完全な状態であるものが多かった。今回の発見は骨の大半が揃っている点も注目すべき点である」と語っている。
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(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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