7月27日、人気アニメ『ガールズ&パンツァー』(通称 ガルパン)最新劇場版『ガールズ&パンツァー 最終章 第2話』の公開が2019年6月と明らかになった。
本作は2017年12月に公開された『ガールズ&パンツァー 最終章 第1話』の続編で、全6話で構成されるために来年に公開予定の劇場版は第2話目となる。
ガルパンというと、実在する戦車が多数出てくる美少女アニメとして有名だが、それと同時に他の作品にはない特色として、「ガルパンおじさん」という比較的高年齢の男性(40代~60代)のファンが多く付いていることがあげられる。たとえばプロレスラーの蝶野正洋や、落語家の林家三平などは熱心なガルパンおじさんとして知られ、プライベートでたびたびガルパンの舞台である茨城県大洗町に訪れているという。
しかし、このたび『最終章 第2話』の大まかな公開時期が発表された際に、世のガルパンおじさん達は思わず「ゾッ」としたという。
『最終章』は全6話であることは前述通りであり。そして昨年末に公開された1話目と次回2話目の間に約1年半のスパンを要しているということは、6話が完結する頃には、単純計算でも7年半の月日を要することになる。つまり、年長者のガルパンおじさん達にとって、7年半後というのは、もしかしての大病や寿命などを意識しないといけない年齢に差し掛かる人もいるはずである。
ゆえに、「全話完成する頃にはもう死んでるかも」と思わずセンチメンタルな気持ちに見舞われる年齢のガルパンおじさんは多くいるようだ。
ただし、これは何も『ガルパン』だけの問題ではなく、最近のアニメは懐かしの作品のリメイクのほか、『ワンピース』や『名探偵コナン』など連載期間が極めて長い作品も多く存在し、アニメファンにとって悩みの種になっている。
この件は『サザエさん症候群』(日曜の夕方になると憂鬱になる症状)に似た現象として、現在では「サザエさん最終回恐怖症」という病気も生まれているという。これは、サザエさんのアニメを見るたびに「オレはきっとサザエさんの最終回は見れずに死ぬのだろう」と考えてしまう人のことを指し、残りの人生を思わず意識してしまう中年世代に多いらしい。
今の時代、アニメを見続けるのも命懸け……なのかもしれない。
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『ガールズ&パンツァー 最終章』第1話 劇場本予告
(文:アリナックス城井 山口敏太郎事務所 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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