NHKで放送されているバラエティ番組『チコちゃんに叱られる!』が視聴者から大好評だ。
本番組はナインティナインの岡村隆史と、好奇心旺盛で何でも知っている5歳児チコちゃんという異色のコンビが丁々発止やりあう教養バラエティ番組だ。特に着ぐるみ姿でスタジオを縦横無尽に動き回る毒舌キャラのチコちゃんのキャラクターが視聴者から「オモシロ過ぎ」と評判である。
チコちゃんはオーバーリアクションで岡村に合の手を入れたり、またツッコんだり、時には頭から湯気を出して暴れるなど喜怒哀楽が激しいキャラだが、その正体についてはNHK側もたびたび「企業秘密」と語っていて、非常に謎の多いキャラクターである。唯一公表されているのは「声の出演」で、芸人の木村祐一がボイスチェンジャーで声を変えて吹き替えている。
しかし、NHKの発表によると、チコちゃんのセリフには台本が使われる事はほとんどなく、約8割は木村のアドリブだという。木村は番組では一切姿を見せないが、毎回収録にはスタジオに他の共演者とともに呼ばれていて、チコちゃんの声を吹き替えているという。
そこで、いくつかの疑問が残る。
前述の通り、チコちゃんは木村が岡村のいるスタジオで着ぐるみの動きに合わせて声をあてているのだが、番組を見ていただくとわかるように、チコちゃんの動きと木村の声があまりにも絶妙のタイミングなのである。いくらプロのスーツアクターが中に入っていたとしても、ここまでピッタリ動きを揃えるのは難しいのではと視聴者であれば誰でも気付くはずである。
NHKはチコちゃんの「中身」に関しては一切公表していないが、噂によると実は木村は声の出演だけではなく、チコちゃんの着ぐるみの「中身」も担当しているのではないかというと話もあるが真相は不明だ。
番組が始まってから早3ヶ月。多くの謎が隠されている『チコちゃんに叱られる!』にはこれからも要注目である。
(安坂由美彦 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像©チコちゃんに叱られる! – NHK – NHKオンライン 公式HPより