東洋の巨人、ジャイアント馬場と言えば、力道山やアントニオ猪木と並び日本のプロレス史上に残るビックネームである。元々は読売巨人軍の投手であっだが、怪我により野球を断念、プロレスに転向した。
16文キックや32文ロケットを駆使してハーリー・レイスやアブドーラ・ザ・ブッチャー、スタン・ハンセン、タイガー・ジェット・シンなどと死闘を繰り広げた名勝負の数々が中高年ファンの脳裏に今も焼き付いている。
そんなジャイアント馬場を支えた妻が馬場元子さんであった。1999年1月31日に夫であるジャイアント馬場が亡くなってからは、全日本プロレスを女手一つで経営したが、数年前から身体を壊し、入退院を繰り返すようになった。
残念ながら2018年4月14日に永眠してしまったが、彼女もまたプロレス史に残る女傑であった。
晩年元子さんは病弱な自分を懸命に支えてくれた占い師の女性を養女にした。養女の働きにより元子さんは幸せな晩年を送れたと言っても過言ない。結果的にジャイアント馬場の遺産数億円はこの三十代の養女が相続している。
ご遺族が相続した遺産に対してとやかく言うつもりはないが、ジャイアント馬場を顕彰する銅像を水道橋周辺に建立するとか、ジャイアント馬場メモリアル大会を開催してもらえないだろうか。
来年はジャイアント馬場が死去してから20年目になる。ジャイアント馬場を知らないプロレスファンも増えている。今こそ馬場イズムを残すための動きを馬場家を相続した遺族の方にぜひとも検討して頂きたいのだ。
(串田圭介 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)