以下は、あるATLAS読者からの情報である・・・。
読者からの情報によると、映画館では上映の前に、近日上映作品の予告編のほか、一般企業のCMが流れるのだが、近年の映画館では某企業のCMが集中的に露出されているというのだ。
それは結婚式場のCMである。実は映画館で結婚式場のCMが頻繁に流れる背景には以下のような事情があるという。
映画館は昭和の時代から男性と女性がデートとして使う傾向があるのは周知の事実である。つまり、暗い密室に寄りそうカップルをサブリミナル効果を促すような映像で刺激して、彼らの結婚を後押しするためにあえて結婚式場のCMを多く流しているのだというのだ。
もっとも結婚式場のCMは地域および映画ジャンルによっては全く別なCMに変わることがあるという。
例えば、最近封切られた『終わった人』のようにおよそデートムービーに向かないであろう映画には高齢者向けの「養命酒」CMを流したり、『ドラえもん』などのファミリー映画では、パパママ向けに不動産や信用金庫のCMを流す映画館も多い。
そのほか、流すCMは地域によっても変わっており、大阪の某映画館ではお好み焼き屋のCMばかりが流れたり、愛知県名古屋市では名古屋に本社を置く高須クリニックのCMばかりが流れる映画館も存在するという。
おそらく「結婚式場のCMが多く流れる」という話は、1960年代後半から日本で「デートムービー」と呼ばれるような映画が多数上映されたために生まれた都市伝説と思われる。
このCM戦略は少子化および若者の未婚率が問題視される昨今において、業績悪化に悩むブライダル業界および少子化対策を最優先課題と位置付けている安倍内閣の政策ではないか、とする話もあるが真実かどうかはわからない。
(文:アリナックス城井 山口敏太郎事務所 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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