5月8日放送の『笑点』にて俳優・タレントの毒蝮三太夫氏が登場した。
毒蝮三太夫氏は『笑点』の初代座布団運びを勤めた人物で『笑点』放送50周年記念にあわせたゲストであるという。今回の放送が通常会としてはラストになる。
一部報道では桂歌丸の後任司会者候補として毒蝮三太夫の名前もあがっていたことからネット上では「次期司会者が毒蝮三太夫に決まった?」と一時パニック状態になったが、当の歌丸氏は番組中に司会者降板の明確な発言しておらず、毒蝮三太夫氏の抜擢が決まったわけではない。翌週5月15日は「笑点50周年記念スペシャル」と題し特別番組を放送、5月22日には桂歌丸の最後の番組出演で生放送となる予定だ。
依然、15日のスペシャル番組、22日の生放送の内容は明らかになっておらず非常に気になるところだが、どうやら22日の生放送は歌丸降板のタイミングで急に決まったものではないかとされる話がある。なぜなら5月22日はメンバーの三遊亭円楽、林家たい平がそれぞれに落語会の予定があるからだ。
三遊亭円楽は岐阜市民会館にて「特選東西落語名人会」、林家たい平が愛知県春日井市東部市民センターにて「林家たい平独演会」を行うからである。それぞれ14時に開演となるため、17時半に都内で生放送を行う『笑点』には間に合わない可能性が高い。
特に三遊亭円楽は「歌丸師匠は自分の3人目の父親」と発言していることから、歌丸ラストの大喜利を欠席することは考えづらい。そのため22日の生放送はメンバーが揃っての「大喜利」ではなく桂歌丸の「落語」を生放送で行うのではないかと予想されている。
桂歌丸は降板について「今後はより一層、落語に専念する」と発言しており現に5月21日には朝日名人会、23日には紀伊国屋寄席の出演が決定しているため中間の22日は世の中に落語家・桂歌丸としての実力を見せる絶好の機会ではある。
「最後は自分ひとりで」となれば当日間に合わない円楽・たい平も納得する理由になる。
果たして5月22日に『笑点』で何が語られるのか?
文:江戸前ライダー