防犯カメラ等の機器の性能が上がったせいか、防犯カメラの設置される機会が増えたせいか、2000年代から「防犯カメラが捉えた奇妙な生物」の報告例が増えてきた。
以前アトラスでも紹介した「モルガン・ビースト」を初めとする新種の未確認生物は、こういった防犯カメラの暗視機能で撮影され、録画を確認して発見されることが多い。
2011年3月28日深夜2時頃、アメリカのカリフォルニア州ヨセミテ国立公園の監視カメラが夜間に奇妙な生物の姿を捉え、話題となった。それは人のような姿をしているが腕はなく、頭部らしきものはあるがのっぺらぼう状態で目鼻が存在せず、長い足でひょこひょこと歩いている。
この縦に長い三角形の体に細い足が生えているような奇妙な生物が、大小2体(親子?)連れ立って歩いて行く様子は、YouTubeで公開されるなり世界中で注目を集めた。
後に2010年に別の地域でも同様の生物が撮影されていたことが判明、現地のネイティブアメリカンの伝説に登場する、森のなかで暮らす夜行性の守り神にちなみ「ナイトクローラー」と呼ばれるようになった。また、歩く姿が棒人間のように見えることから、「スティックマン」とも呼ばれている。
このナイトクローラーの正体に関しては諸説あり、やはり人間がシーツを被って通り過ぎたイタズラではないかとする見方も強い。例えば竹馬のようなものに乗った人間だと仮定すると、あの何とかしてバランスをとろうとするぎこちない動きも説明がつく。
ところがナイトクローラーの大きさを検証してみると、1メートル程度しかない。小柄な子どもが布をかぶって竹馬に乗り、カメラの前を横切ったとすれば確かにこのように映るかもしれないが、そこまでする必要性はあるのだろうか?
結局、このナイトクローラーの正体は未だに不明のままとなっている。
関連動画
Strange Alien Stick-like creatures caught on security camera above Fresno in Yosemite (Video Tests)
(山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像&動画@sierraparahunter/YouTube