妖精に誘拐されて行方不明だった女性、7年後に裸で発見された!?

本アトラスで過去に紹介しているが、ヨーロッパの伝説や昔話に登場する妖精たちは時に人を惑わし、例えば子供を不気味な妖精の子供に取り替えてしまったり、隠れ里に連れて行ってしまうとされていた。こういった隠れ里は「妖精の里」とされており、人間の世界とは流れている時間が違うため、戻ってきたら数百年たっていたという浦島太郎状態になることもあるという。

そんな妖精の国に女性が迷い込み、全裸で発見された!?という衝撃的な事件が2013年にアイスランドで起きていた。

事の起こりは2006年、コペンハーゲン大学の女性研究者が妖精をテーマにした博士論文のため、アイスランドの首都レイキャビクを訪問したことから。彼女は妖精の証言や物証を得るために調査に訪れたそうだが、そのまま消息不明になってしまい、1月に捜索願が出されていた。




警察は何らかの事件に巻き込まれたのではないかと思っていたようだが、何一つ手がかりは掴めなかった。

それから7年後の2013年2月4日、ハイキング中の人が丘を全裸で走る女性の姿を発見。通報の結果、地元で「妖精の棲家」という伝説の残るエルフ・ロックという岩山の洞窟で、失踪していた女性研究者が全裸でいるところを発見され、救出されたのだという。

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救出したレスキュー隊員によると、彼女は聞いたこともない言語をつぶやいており、唯一理解できたのは古アイスランド語で妖精を指す「アルフール」という言葉のみ。彼女の背中にも「エルフ・ライティング(エルフが書いた)」という絵柄の刺青が残されていた。そのため、彼女はエルフに連れ去られてしまっていたのではないか、ないしは女性を拉致監禁していた人物が自分はエルフであると言い含めていたのではないか、等と様々な説が飛び交った。




しかし、この報道に関して違和感を覚える人は多かったようで、大本の記事や報道写真を鑑定する人々も出てきた。その結果、裸の状態で救助される報道写真はアメリカはカリフォルニアのヌーディスト・スポットに侵入しようとした女性が救助された報道の、失踪した女性研究者の写真はロシア人の学生のものである可能性が高いという推測が出てきたのである。

真相は未だに明らかになっていないが、過去の報道写真が転用されている以上、懐疑的な目で見たほうがいい話なのかもしれない。

(加藤史規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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