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日本にも巨人が生息していた!?地震で崩れた山から出てきた骨が語るもの

2015年頃からYoutubeで紹介され、注目を集めていたある動画が存在する。その動画の内容は「日本に巨人が生息しており、その死体とみられる骨が発見された!?」という衝撃的なものだ。

問題の動画は2008年に撮影されたものだという。

同年6月14日、最大震度6強を記録する岩手・宮城内陸地震が発生。被災地ではがけ崩れなどの被害が多数発生していた。そんな被災地の様子をテレビ局のヘリコプターが空撮で中継していたのだが、放送中に衝撃的なものが映っている事は判明してしまったのだという。

それがこちら。

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「岩手・宮城で震度6強」というテロップの入った画面に大きく崩落した山の斜面が映っているのだが、その斜面の上部に屈んだ人間の人骨のようなものが映っていることが分かるのだ。問題はそのサイズである。山が大きく崩れているため、距離などと換算すると少なくとも十数メートルはありそうな大きさとなってしまうのだ。

しかも、不思議な事にその後に放送された映像では問題の「巨人の骨」は消えてしまっていたというのだ。

果たして、この「巨人の骨」の正体は何だったのか。日本に昔から伝説の残っている巨人の妖怪「だいだらぼっち」の骨ではないか、生中継では一瞬であり編集も出来なかったのだが、後の放送では編集して消したのではないかと様々な噂が飛び交っていた。

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だが、この動画に映った人骨のあるワンシーンを見てみると、人骨そのものがどこかで見たことのある形状をしていることが分かる。検索してみるとわかるが、この人骨は吉野ヶ里遺跡で発掘され、甕棺墓の中に埋葬されていたものなのだ。この人骨は比較的綺麗に骨が残っており、一度足を骨折したものの治っていたことが分かる人骨であり、当時の生活を垣間見ることの出来るものだったのである。

この実物は吉野ヶ里遺跡の甕棺墓列で見ることができるし、写真は吉野ヶ里歴史公園公式サイトなど、複数のサイトで確認することができる。

恐らく、何者かがネット上で拾った遺跡から出土した人骨の画像を動画に貼り付けて合成したのが「地震で明らかになった巨人の骨」の真実だったのだろう。

参考サイト
吉野ヶ里歴史公園 公式HP

(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©これホントかも YouTube