ある日突然漂着して話題になる謎の死体、グロブスター。白く繊維質の肉塊の時もあれば骨などが残っている場合もある。そんなグロブスターがイギリスの海岸に漂着して話題になっている。
イギリスはウェールズのGowerにあるRhossili Beachにて、体長約5フィートもの正体不明の怪物の死体が流れつき、地元の人々は不気味に思っているという。
関連動画
Mystery sea creature ‘like a crocodile’ found washed up on beach
怪物の死体には巨大な顎を備えた長い頭と細い尾を備えており、現地の人々はこのような生物は見たことがないと証言している。
この生物の死体は愛犬と浜辺を散歩していた地元の人によって発見され、写真に収められた。発見者は腐った鯨に見えると述べていたが、写真を見た別の人からは頭の形状がワニに似ている、との意見もあったという。
この生物の画像は撮影者の希望もあって、専門家による鑑定を受けることになったという。その結果、はっきりした正体は判明しなかったがクジラやイルカの一種である可能性が高いという結論が出たという。
スワンシー大学のバイオサイエンス専門家、ダン・フォーマン博士は次のように述べている。
「長い頭はワニのように見えるかもしれませんが、頭蓋骨の底部に鯨の特徴である大きな膨らみがあるのでクジラやイルカの仲間であると考えられます。現地の近海に繁殖のため群れがやってくる時期なので、亡くなった個体が漂着したのではないでしょうか」
また、この死体の回収作業で現地に向かったナショナル・トラスト・エリア・レンジャーのマーク・ハプキン氏も同様に「ネズミイルカの死体ではないか」と証言している。
(加藤史規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像©DAILY-TUBE YouTube