湖に棲む未確認生物と言えばネス湖のネッシーが有名だ。日本にも池田湖のイッシーなど、複数の未確認生物が報告されている。
今回目撃されたのは中国北西部に存在するのカナス湖の怪物である。
5月15日、カナス湖を訪れた観光客が湖面をゆっくりと泳ぐ巨大な物体を発見、カメラを回して捉えることに成功したのだという。確かに湖面には、白く巨大な生物の背中の一部と波間に見える黒い影も捉えられている。当日は多くの人々に目撃されていたようで、動画には動揺する女性の声なども入っている。
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Mysterious creature lurking in a lake in China
この動画はネットに上げられるなり、これぞ「カナス湖の怪物」だとするコメントが多数寄せられて話題になった。
カナス湖の怪物は1980年に初めて目撃され、2012年には作業員が巨大な波をたてて泳ぐ生物を目撃して話題になった。現在はカナス湖は巨大な観光名所となっており、怪物も一つの観光資産となっている。
今回撮影された生物はカナス湖の怪物に該当するのだろうか。地元でカナス湖の怪物について調べている王氏によれば、「スピードボートや野生のアヒルの大きさと比較すると、この生物の大きさはその中間にあたる」と語っている。
しかし、誰もが怪物の実在を信じているわけではないという。地元の環境専門家であるYuan氏は、カナス湖の怪物はシベリアマスの巨大な群れである可能性が高いとしている。
果たしてカナス湖の怪物の正体が判明する日は来るのだろうか。
(加藤史規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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