4月23日、Twitterの話題のトレンドに「星野源に似た男」という怪しげなキーワードが突如ランクインするという出来事があった。
報道によると、4月20日、東京都練馬区で不審な男が女子中学生のスカートをまくりあげるという事件が発生した。この事件をうけて、警視庁は住民らに「メールけいしちょう」でこの男についての注意喚起した際に顔の特徴を「ミュージシャンの星野源に似ている」と明記していたという。
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NHKのニュースによると、警視庁は22日には、住民に向けてメールを送り直し、「星野源に似た~」という文言が記されたメールの破棄を呼びかけたという。
問題の文面は、被害にあった女子中学生の証言をもとに光が丘署の職員が作成しており、上司も確認をとった後に送信。ところが「個人名を出すのは星野源さんに失礼ではないか」との外部からの声があり、22日に内容を改めてメール送信し直したという。
今回の騒動は確かに、当の星野にとっては、とんだトバッチリ事件であった。ところが、今から10年ほど前、長野県で発生した痴漢事件の犯人の特徴を、現在では日本芸能界におけるご意見番とも言われる大物歌手に例えて、その後に長野県警が謝罪するという今回のケースと酷似した珍事件が起こっていた。
その大物歌手というのは、和田アキ子である。
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2007年8月31日、長野県箕輪町で、帰宅中の女子高校生に対し、ワンピースで女装した男が下半身を露出するという事件が発生。長野県警は不審者情報配信システムのメール送信で不審者の特徴を「和田アキ子風の黒色短髪」などと表現し、その後に長野県警は「不適切な表現だった」と謝罪していたのだ。
なお、和田の所属事務所であるホリプロは「特に抗議するつもりはありません」とコメントしたが、該当者の和田は「長野県で和田アキ子に似た男が大暴れ」というニュースを聞いた当初は『酒に酔っ払って(記憶をなくした)自分が問題を起こしてしまった!』と勘違いし、顔が真っ青になったという芸能都市伝説が残っている。
これも有名人ならではの「有名税」なのかもしれない…。
(パンダ・レッサーパン・ダグラフ ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)