先日、本アトラスでは「南極で観測された重力異常」について報告した。この重力異常については、古代に地球に墜落した隕石ではないかと考えられているが、一方で時空の歪みが存在しているのだ、中にUFOの基地が存在しているのだ…とする説が出てきていることも紹介した。
実は世界中で囁かれている都市伝説に、「南極地下にナチス・ドイツのUFO基地が存在している」というものがある。
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以前アトラスでも紹介したが、ナチス・ドイツの幹部はベルリン陥落の際に南米へ脱出していたという話がある。そして、拳銃自殺したはずのヒトラーも実は生きており、幹部らと共に南米へ亡命。今もアルゼンチンに残る高級ホテルに隠れていた、というもので、実際にナチス・ドイツの幹部数名が南米へ亡命したのは事実だった事が知られている。
また、ナチス・ドイツは第二次世界大戦中に新兵器として全翼機や「プロペラを内蔵した円盤型の戦闘機」の開発も行っていたとされている。ナチス・ドイツが考案し、開発していた戦闘機や兵器の数々は他の国と比較しても恐ろしい開発スピードと技術力であったため、ナチス・ドイツは宇宙人と密かにコンタクトし、彼らの技術を得ていたのではないかとする説が出てくるようになった。そして、戦後にナチス残党は南米を経由し、Uボートと秘密裏に開発していたUFOで南極に向かい、地下に基地を作って隠れていたというのだ。
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現代でもまことしやかに囁かれているこの都市伝説だが、実際には噂が噂を呼んでの創作であると見た方がいいようだ。ケンブリッジ大学のコリン・サマーヘイズ博士の調査によると、都市伝説が生まれた背景には1939年にナチス・ドイツが南極大陸に調査のため上陸していた事に端を発するという。
この南極調査は捕鯨拠点の確保と南極大陸での領土権主張が主な目的だったようだ。その後、第二次世界大戦後にナチス・ドイツ残党が南米アルゼンチンに逃れ、現地アルゼンチンの新聞が「ヒトラーや残党がUボートで南極の秘密基地に向かったようだ」と報じてしまう。その後、様々な陰謀論やUFO関連の書籍などでナチス・ドイツのUFOやあ残党が登場したことにより、「南極の地下に隠されたナチス・ドイツのUFO基地」は広く信じられるようになってしまったのである。
(飯山俊樹 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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