本アトラスでも何度か取り上げているが、昨年末にアメリカ国防総省は巨額の予算を投じてUFOの公的調査を行っていたと証言。同時に調査対象となっていた複数の動画が公開された。
そんなアメリカ国防総省が調査・分析していた新しいUFO映像が、Blink-182の元フロントマン、トム・デロングの地球外科学研究所To The Stars芸術科学アカデミー(TTSA)によって公開された。
この動画は2015年に撮影され、最近になって国防総省(DoD)によって機密解除された米国の戦闘機パイロットが撮影した映像である。TTSAの声明によると「レイセオン社が開発した最新のセンサーと強力な追跡システムを搭載した、前方視認型の赤外線(ATLFIR)ポッドによって捉えられた、加工等はされていない映像」だという。
アメリカの情報自由法の要請によりTTSAによって取得されたこの動画では、戦闘機パイロットは海上を飛行する小さな白い物体(赤外線ビジョンでは白、物体が暑いことを意味する)に約30秒間追跡システムをロックしている。
UFOと考えると、この小さな白い物体はむしろ控えめな存在かもしれない。だが明らかに、パイロットは自身が何を見ているのか分からず、興奮した様子で報告する。「これは何だ?」と訊くパイロットの声には笑いが含まれている。
結局この物体の正体は解らず、未確認飛行物体、あるいは政府の言葉を使うならば、”未確認の空中現象”にあたるという結論が下されたようだ。
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TTSAの分析によると、幾つかの既存の飛行機とは違う点が見てとれるという。まず問題の物体には識別可能な翼または尾部がない点が上げられる。「巡航ミサイルの赤外線画像でさえ、羽を備えていることが確認できるだろう」とTTSAは述べている。
またTTSAは問題の物体が赤外線センサーが拾った排気ガスではないことにも言及している。普通、戦闘機は低速で走行していても容易に認識できる排気流を有する。しかし動画の物体は独立して飛行しているため、排熱を誤認識したわけでもない事がわかる。
トム・デロングは、アメリカの国防総省が公開したUFO動画や調査結果より、「エイリアンが確実に存在するという長年の信念が裏付けられた」と語っている。
今回公開された新しい映像は、地球外知的生命体の証拠であると主張には非常に頼りない証拠のように見えるかもしれない。だが、これらの些細な証拠を集めて検証していくことが必要なのだと、UFO研究家らは語っている。
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(飯山俊樹 山口敏太郎事務所 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像&動画©GlobalLeaks YouTube