2018年2月19日、衝撃的なニュースが全米を駆け巡った。
映画『ロッキー』や『ランボー』シリーズなどで知られるアメリカのアクション俳優のシルヴェスター・スタローンが前立腺がんのため亡くなった、という情報がネットを中心に拡散されたのだ。
発端はベネズエラ出身の実業家のフェイスブックに、「さようならチャンピオン…。俳優のシルヴェスター・スタローン氏が、前立腺がんのために死去。闘病中であることを極秘にしていたスタローン氏であったが、ついに本日力尽きてしまった」投稿されていた(現在は削除)。
この情報はすぐさまアメリカの芸能記者がキャッチ。一部のニュースメディアが確認をしないままに勇み足で「スタローン死去」の報道を伝えるに至ったという。
ところが当のスタローン本人は死亡どころか元気いっぱいにInstagramとTwitterをエンジョイしていて、このニュースを知ったスタローン本人が翌2月20日未明、自身のTwitterにて
Please ignore this stupidity… Alive and well and happy and healthy… Still punching! https://t.co/sgRhOguHhs
— Sylvester Stallone (@TheSlyStallone) February 19, 2018
「こんなアホな情報は無視してください…オレはまだまだ健康で幸せだ…!パンチ食らわしてやろうか?」と投稿していて、本人からの否定によりニュースはフェイクであることが判明した。
なお「スタローン死去」の情報は日本でもネットを中心に伝聞のような形で広まってしまい、騙された人が続出していたようだ。
まったく人騒がせな話である!
このような芸能人の「死亡説」は古くはポールマッカートニーのほか日本では志村けん伊東四朗などが有名である。
なお、スタローンの息子、セイジ・スタローンはかつて父と同じ映画俳優として活動していたのだが、そのセイジが2012年7月13日、ハリウッドにある自宅において心臓発作で死亡した際にも、一部のニュースメディアが誤報で「シルヴェスター・スタローン死去」のニュースを流すなど非礼なことがあった。
(文:パンダ・レッサーパン・ダグラフ ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)
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