芸人の陣内智則は数多くの心霊体験をしている。この話は陣内と親しい千原ジュニアがラジオ番組で披露したエピソードである。
ある番組の収録において、スタッフがサイン色紙を数枚持ってきた。知り合いに頼まれて陣内のサインが欲しいという。
「ああ、いいですよー」
気軽にサインに応じた陣内であったが、そのサイン色紙が巡りに巡って名古屋の霊能者の元へ渡っていった。
そして陣内のサイン色紙を見た霊能者はこういった。
「これは危ないなぁ」
陣内に霊が取り憑いているのが見えると言うのだ。
名古屋の仕事に合わせて、陣内はその霊能者のところに行った。
部屋の見取り図を書くと、霊能者は
「寝室が危ないね」
と言った。
不安に思った陣内は帰宅すると寝室の掃除に取り掛かった。 ベッドにあった布団をはぐと、
「うわっ」
思わず叫んでしまった。
以前、同棲していた彼女の使っていた箸に、彼女の髪の毛がぐるぐる巻きになって布団の下から出てきたのだ。
(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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