東国原英夫と言えば元宮崎県知事であり、今はワイドショーのコメンテーターとして活躍している。もともとはビートたけしの弟子であり、たけし軍団の一員、そのまんま東として熱湯風呂やたけし城で奮闘していたことがある。我々中高年にとっては懐かしい思い出だ。
そんな東国原も心霊体験を高校時代にしていた。
高校時代、東国原は12キロ離れた高校に自転車で通学していた。ある夏の日のこと、部活で遅くなり深夜の通学路を必死に自転車をこいでいた。
通学路の途中にある墓場まで来た時、線香の匂いが漂ってきた。
「どこから匂ってくるんだろう」
ふと見ると墓石に女の子の写真が立て掛けてある。花や線香も備えられており、匂いはそこから漂ってきている。
(女の子死んじゃったんだな)
そう思うと少々不気味になって、自転車のペダルをこぐ足に力がこもった。その瞬間・・・
(えっ)
自転車が重くなったような気がした。
(まさか、違うよな)
恐る恐る自分の腰のあたりを見ると、真っ白な子供の手がぎゅっとしがみついている。
(うわっ)
これはやばい、と思った東国原は全力で自転車を漕ごうとした。それと同時に・・・
「キーッ」
自転車が突然止まった。後部座席から伸びている白い手かブレーキを握っている。
「うわわわ・・・」
パニックになった東国原は無我夢中で自転車を漕ぐと、どうにか自宅にたどり着いた。
翌日学校に行くために、あの墓場を通りがかると驚くべき事実があった。あの女の子の写真が立てかけられていた墓石が跡形もなくなくなっている。
「昨日の体験は一体何だったんだろう。あの女の子は僕に何を言いたかったのだろうか」
アトラスでは過去も東国原に関する記事を何度か掲載している。「東国原東京都知事立候補?連日舛添の批判ツイート」「風雲たけし城は、宿泊可能だった」などが人気の過去記事である。
(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像『東国原流人生相談―あなたの悩みをどげんかせんといかん』