業界のウワサ

『サザエさん』新スポンサー、Amazon決定!全アーカイブの公開開始!?





かねてより話題になっていたアニメ『サザエさん』のスポンサー問題について1月30日、新たな動きがあった。

筆頭スポンサーを務めていた東芝は既報の通り2018年3月いっぱいで降板する。そして今年4月より新しいスポンサーとして、Amazonジャパン、西松屋チェーン、大和ハウス工業の3社が参入することが発表された。

特にサザエファン達の間で驚きをもって迎えられたのが、ネット流通の最大手であるAmazonジャパンが広告主になることである。

現状、サザエさんワールドに関しては、アニメの劇中に於いてインターネットはおろかパソコンやスマホすら登場したことがなく(一度だけガラケータイプの携帯電話が登場したことはある)、果たして「Amazonにとって(サザエさんのスポンサーをすることが)どんなメリットがあるのか?」と逆にサザエファンからは不思議がられているようだ。

しかしながら、それとは別にサザエファンからは以下のようなAmazonへの要望が絶えないという。




それはサザエさんの過去作のネット配信である。

実はサザエさんは著作権を管理している原作者の関係団体の意向で、過去に放送された作品はDVD化をはじめとするソフト化が一切行われていない。つまり、一度放送した作品は自分たちで録画しない限り、二度と視聴することが叶わないのである。(※1975年から1997年まで毎週火曜日に再放送をしていたが、現在はなし)

つまり「Amazonプライムビデオ」などの動画見放題のサービスを行っているAmazonがスポンサーになったことで、ファンたちは過去作のネット配信を期待しているようだ。またサザエファンならずとも、過去作のネット配信を求める声が今後高まっていくことは確実だ。

ただし現状に於いてはAmazonプライムビデオでサザエさんのアーカイブが配信される可能性は未知数ではある、というよりはほぼ難しいのではないかと見られている。しかし、約50年も続く長寿番組だけに「初期のエピソードを見てみたい!」という要望は数多いはずである。

Amazonには著作権を持つ原作者の関係者との交渉を是非頑張ってもらいたいところである。

(文:パンダ・レッサーパン・ダグラフ ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)

画像©フジテレビ「サザエさん」公式サイトより