これは特撮ドラマ『ウルトラマンタロウ』(1973年)の主題歌にまつわる都市伝説である。
勇ましくも楽しいウルトラマンタロウのイメージを忠実に描いたテレビ史上に残る名曲のひとつであるのだが、実はこの曲には「謎の音が入り込んでいる」という怖い噂がある。
それは曲の二番パート(テレビでは放送されない箇所)の子どもたちのコーラス部分。
よく耳を澄ましてみると「クシュン」という謎の音が入り込んでいるのである。
それは機械音とは程遠く、まるで人間がクシャミを我慢した時のようななんとも間抜けな音であった。
これじゃ、全然怖くないよ!
いつしかファンの間では、この謎の音は主題歌を歌う武村太郎氏がくしゃみを我慢したものと語りつがれるようになったが、真相は不明のままである。
なお、これは有名な話であるが『暴れん坊将軍』の松平健はタロウの主人公オーディションで最終選考まで残っていたものの落選している。もし松平健がウルトラマンタロウに変身していたら『暴れん坊将軍』はこの世に出ていなかった可能性もあるのだ。
(文:ミッチェル横山 ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)
ウルトラマンタロウ