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【慶応大生父親刺殺事件】犯人はあの「伝説の漫才師」の孫だった・・・





2018年1月18日、東京・大田区のマンションにて慶應大学の男子学生が父親をナイフで刺し現行犯逮捕されるという事件が発生した。刺された父親は数時間後に死亡。警察署は容疑を殺人事件に切り替えて捜査を進めているという。

刺された父親は都内で不動産業を営む人物で、父子ともに慶応大学へと進んだエリート一家だったわけだが、その一方で彼らの親族についても大きな注目がされている。

なんと刺された父親の実の父は昭和に活躍した伝説の漫才コンビ「コロムビア・トップ・ライト」のコロムビア・ライトさん(2010年没、享年83歳)であったのだ。




コロムビア・トップ・ライトは現在の漫才界で広く使われている「時事漫才」のジャンルを確立したコンビで、全盛期にはラジオやテレビを中心に活躍。トップさん(2004年没、享年82歳)は後に国会議員にもなり、現在の関東漫才の巨大派閥である「青空一門」の総帥として「関東漫才界のドン」とも呼ばれていた。

その一方、相方のライトさんはトップさんの議員転身後はピンで漫談や司会で活躍。晩年は喉頭ガンのために声帯を摘出するなど芸人として不遇であったが、実はライトさんは最終学歴が大倉高商(現在の東京経済大学)という当時の漫才界では珍しいインテリで社団法人あゆみの箱の常務理事を務めたりしていた。




ライトさんの息子、そして孫まで慶應大学に進学させたのは、インテリであったライト本人の教育の賜物だったのかもしれない。

しかしながら、その2人が親子という間柄において、被害者と被疑者になったことはたいへん悲惨な結末であった。

なお、今回の有名人の息子が殺害されるという出来事について一部では1957年に発生した「少年誘拐ホルマリン漬け事件」を思い出す人も多かったという。

「少年誘拐ホルマリン漬け事件」とは、1957年に東京都中野区で行方不明になった少年が変質者に殺害されホルマリン漬けにされた状態で発見されるという猟奇的殺人事件だった。そして殺害された少年の父親というのが戦後に力士およびプロレスラーとして知られた清美川梅之さんで、さらに殺人を起こした犯人も当時の有名囲碁棋士、林有太郎さんの長男だったという、犯行当時はとてもショッキングな出来事として報道されていた。

(パンダ・レッサーパン・ダグラフ ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)

イメージ画像©ANNnewsCH「凶器のナイフ事前に準備か 父親殺害容疑の慶応大生(18/01/20)」/ YouTube