業界のウワサ

まさかネタ切れ!?『サザエさん』最新回、あの「神回」禁断のリメイクか…

1月14日に放送された『サザエさん』(フジテレビ系列)の番組内容が、只今ネットにおいてちょっとした話題となっている。

この日、放送された1本目は『父さんメダマ焼の友』(脚本:雪室俊一)というエピソード名で、波平がいつものように磯野家へ帰宅し、玄関で待っていたカツオたちにおみやげと称してひとつの紙袋を渡すという場面から始まるストーリー展開だった。

中に入っていたのは「メダマ焼きの友」なるヘンテコな機械だった。波平は家族全員に「みんなは目玉焼きには何をかける?」と質問。ソース、醤油、塩など各人がそれぞれがこだわりの調味料を発言すると、波平は「そのすべてを叶えるのがこの『メダマ焼きの友』だ!」と豪語した。

波平の買ってきた「メダマ焼きの友」なる機械とは、ソース、醤油、塩の3種類の調味料を一台で保管できる機械(というか、ただの入れ物)のことだったのだ。

波平は「どうだ、これ1台あればいつでも目玉焼きが食べられるぞ!」と、得意満面で家族に話すとサザエやフネは思わず顔を見合わせるばかり・・・といった内容であった。

さて、この番組を見た某サザエファンだが、『父さんメダマ焼の友』は既に存在しているエピソードが元になっているようだと衝撃の事実を語っている。




それは2007年に放送された『父さん発明の母』というエピソードのことである。

大筋は、会社帰りの波平が「全自動卵割り機」というナゾのおみやげを持参して帰宅。「全自動卵割り機」とは手を使わずに機械で卵を割ることができる機械だった・・・という内容で、正直なところ『父さんメダマ焼の友』と比べても、登場するマシーンが違うだけでほぼ同じ話だったのである。

実は『父さん発明の母』はそのサザエさんらしからぬ破天荒な内容から当時大きな人気となり、コアファンの間では「神回」と呼ばれた一本であった。そのようなことから、今回の放送直後は「全自動卵割り機の再来だ!」「過去作のリメイクなのか?」などとネットでは大いに歓声が沸き上がっていたようである。




しかしその一方で、「ネタ切れなのか?」と心配する声も多く、また『父さんメダマ焼の友』も『父さん発明の母』も同じ雪室俊一氏の脚本ということで「雪室先生が間違って同じプロットを提出してしまったのか?」と雪室氏の体調を心配する声も相次いでいた。

サザエさんといえば、先日もメインスポンサーである東芝が今年の春でスポンサーを降りることから番組自体の終了説も囁かれており、今後の『サザエさん』の行く末を心配する声は今も絶えない。

(文:江戸前ライダー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像『サザエさんと長谷川町子 「サザエさん戌年年賀状」付き (週刊朝日増刊)