一昨年から昨年にかけて、アニメ映画「君の名は。」が大ブームを巻き起こした。確かに面白い作品だった。
しかし、70歳以上にとって「君の名は」というタイトルは、戦後まもなく日本中に大ブームを起こしたラジオドラマである。
あくまで都市伝説レベル話だが、このドラマの放送時間帯になると、女性たちがラジオの前にかじり付いたので、女子風呂に誰もいなくなるという伝説が生まれた。
かなり話が盛られた都市伝説だが、男風呂もカラになったと言う伝説も存在する。
当時の老若問わず、多くの男子が熱狂していた横綱・大鵬の試合である。大鵬の立ち合いが見たいので、取り組みの時間になると男風呂が空になったと言われている。少し古い情報だと、双葉山の連勝記録がかかってる時は、またしても男風呂に人がいなくなったというバージョンもある。
これは日本だけの現象ではない。
フィリピンの英雄、カリスマボクサーのマニー・パッキャオは、あまりに人気がありすぎて、彼の試合がある時はフィリピン国内の内戦が停戦になったと言われている。
いやはや、本物のカリスマというのはモノ凄いものだ。
(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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