2011年7月、凶暴な吸血UMAの“チュパカブラ”が目撃され、その姿をとらえた写真がアメリカはテキサス州の地元紙の一面に掲載されるという事件が起きた。
写真は遠景で、正体不明の生物が牛を狙っている様子をとらえたもの。ややピンクがかった灰色の肌で、異様に細長い手脚と長い尻尾が特徴的である。
RAW VIDEO Chupacabra found walking around in Texas
この写真を撮影した人物は、同州に住むジャック・クラブツリー氏とその妻リンダさん。3週間前、クラブツリー氏が自宅近くの山林で風変わりな生物を発見し、1週間前にリンダさんが『毛のない犬のような奇妙な生物』が近所をうろついているのを目撃。写真に収めることに成功した。
“チュパカブラ”は別名を“ゴートサッカー”とも言い、家畜や人間を襲ってその血液を吸い取るという未確認生物。大きな目を持ち、優れた脚力ないしは飛行能力で獲物に襲いかかるとされている。チュパカブラの目撃例はプエルトリコで発生し、メキシコ、アメリカと次第に伝播していったため、現在ではアメリカでの目撃例も多い。
だが、州の野生動物保護局に勤務していたクラブツリー氏は、この生物をチュパカブラではないとみている。野生動物の知識にも明るい彼はこの生物を疥癬などの皮膚病で毛が抜けたコヨーテないしは犬の可能性が高いと考えているとのこと。
地元に写真を送ったのも冗談半分だったのだが、思った以上に多くの人に本気で取り上げられてしまい、注目されて驚いたと後にCNNテレビのインタビューに答えている。ちなみに彼は後にこの生物を捕まえるために罠を仕掛けたとのこと。
もし捕獲できれば、野生生物保護施設で治療を行いたいとも語っていたという。
Chupacabras Caught on Tape
(加藤史規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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