有名な水難事故で「あるダイバーの最期」という動画がある。
これは有名なダイバーであるユーリ・リブスキー氏がエジプトのブルーホールというダイブスポットで溺れ息絶えるまでの一部始終を撮した動画だ。
死体こそ写っていないものの、全く身動きとれずに海底へ沈んでいく緊迫感、微かな声で「HELP!」と叫ぶ声、海底へ沈みきりバタバタしながら息絶える瞬間は恐怖そのものである。
事故の詳細はわかっていないことが多く、リブスキー氏が亡くなった原因については「巨大なタコに襲われた」「サメに攻撃された」という説などが囁かれていたが、カメラとともに引き上げられた遺体には外傷がなく、ビデオを見たダビング仲間の証言からそれらの噂は否定されている。
考えられる説とすれば、リブスキー氏は足をバタバタさせていることから体の自由が利かず極度のパニック状態にあり、圧力で鼓膜が破れ平行感覚も失い窒息死したものと思われている。
本動画は一人の人間がトラブル発生から亡くなるまでの10分を描いた貴重な資料ではあるが、あまりにリアルで生々しいため苦手な人も多いと思われる。
関連動画
あるダイバーの最期
(アリナックス城井 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
※画像はYOUTUBEからのキャプチャ