業界のウワサ

冥途から復職した藤田まこと、『必殺仕事人2018』に違和感の声が続出!?





1月7日放送、テレビ朝日系のスペシャルドラマ『必殺仕事人2018』において、2010年に亡くなった俳優の藤田まことが「VFX合成出演」という形で約9年ぶりに『必殺シリーズ』に復帰した。

藤田演じる中村主水は必殺シリーズ第2作『必殺仕置人』(1973年)以来、実に40年以上にも渡り、シリーズを代表するキャラクターとして、また数あるテレビドラマの中の人気主人公として第一線を走り続けてきた。

中村主水は藤田が2010年に亡くなってからは「西方へ赴任した」という設定となり、その後のドラマシリーズには一切登場していなかった。そして、昨今の政治スキャンダル、伝統芸能スキャンダルが相次ぐ日本に喝を入れにきた(?)のかはわからないが、中村主水は帰ってきたのである。

今回の『必殺仕事人2018』では中村主水はアクションシーン(暗殺)こそしなかったが、主人公である東山紀之演じる渡辺小五郎に直接アドバイスを与えるという重要な役柄で登場していた。

出演シーンは過去の藤田まことの映像を抜き出して、新たに撮影をした東山紀之との映像を合成という形で行われ、最新のVFX技術を駆使して東山と藤田の往年の掛け合いを再現した。




これに対して、必殺のオールドファンは「中村主水が帰ってきた!」「やっぱり主水がでると画面が引き締まるな」と絶賛の声が相次いだという。ところが、一部のファンの間では「どうしても違和感があるな・・・」「合成でも、亡くなった俳優さんを出演者として出すのはどうかと思う」といった意見もあったようだ。

実際に本作においての中村主水はセリフもほとんどなく、渡辺小五郎とのツーショットもほんお6秒ほどだった。他の中村主水のシーンはすべて手や顔アップのみというあまりスペシャル感のない復活であったのは明らかで、ただの話題作りと感じた視聴者は非常に多かったようだ。

次回以降、CGによる中村主水が引き続き登場するのかどうかはわからないが、もう少しドラマ内容に違和感なく絡めるような登場を希望するファンの声は非常に多い。

なお、ATLASでは以前、出演者の大麻所持(後に不起訴処分)で『必殺仕事人2009』が再放送が絶望視されているのではないかという記事を掲載しているので併せてご覧いただきたい。

(文:江戸前ライダー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像『~追悼盤~必殺 中村主水 演歌を斬る