シンクロニシティ

母と娘が同じ年齢で殺害!?不思議な偶然の一致が起きた殺人事件





 2005年1月4日、京都市左京区のマンションで、女性が殺害されているのが発見された。

 殺害されたのは49歳の後山教子さん(仮名)で、頭部から血を流して死んでいるのが発見された。

 警察によると怨恨ではなく、室内の物色後、多数の刺し傷があるという理由から、警察は物盗りを前提とした殺人事件として捜査を始めた。殺された後山教子さんは、税理士の父の仕事を手伝い、自らも税理士を目指していた。

 だがこの事件には奇妙な点がある。




 そのときから26年前、1979年6月、後山教子さんの母親・後山幹子さん(仮名)が車で自宅を出たまま行方不明になり、4ヵ月後に兵庫県芦屋市の山の中から遺体で発見されたのだ。

 奇しくも京都のマンションで殺害された娘と、芦屋の山中で白骨で発見された母親、二人とも享年が49歳という同じ年齢であることがわかった。

 なお、教子さんは3年ほど前に離婚してからは父と2人暮らしであったため、警察は友人関係などを洗うなどして犯人捜査にあたった。

 その後、友人の男が犯人として2月に逮捕された。奇妙な偶然の一致が存在した事件であったが、26年前の事件とは無関係だった事が判明している。

(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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