主君を思い続けた犬が岩になった「犬岩」





銚子、外川漁港の西に存在するのがこの「犬岩」である。

岩の上に突き出た丸い頭に二つの突起は、確かに耳をぴんと立てた犬の姿に見える。

この岩は平安時代後期に活躍した源義経の愛犬・犬若が姿を変えたものだとされている。壇ノ浦の合戦で活躍し、平家を討ち果たすのに尽力した源義経は兄・頼朝に疎まれ、主従とともに奥州まで落ち延びようとする。

海路を進んでいた義経一行だったが、そこに船幽霊が立ちふさがる。舟の周りを取り囲むのは、壇ノ浦で沈んだ平家の亡霊たちであった。その場は弁慶の機転で、どうにか切り抜けることが出来たがが、それで諦める平家の怨霊ではなかった。




なんと舟の同乗していた義経の愛犬「犬若」に憑依していたのだ。唸りをあげて襲い来る「犬若」。かわいがった愛犬を斬る事もできず、義経は泣く泣く愛犬を奥州への海路の途中で置き去りにしたという。

その後、主人に捨てられた事を知った犬若は七日間鳴き続け、八日目には悲しみのあまり岩になってしまったとされている。

ちなみに犬吠埼という地名は「犬若の鳴き声が届いたから」とも、かつて犬吠埼周辺に生息していたニホンアシカの鳴き声が犬の吠え声に似ていたからとも言われている。

(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©「犬岩/千葉県公式観光情報サイト-まるごとe! ちば-」より

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