【美味】この時期だからこそなお味わえる、忠臣蔵ゆかりの銘菓「切腹最中」





一昔前までは年末となれば恒例でドラマ化されていたのが「忠臣蔵」だった。

最大の山場である吉良邸討ち入りの日が旧暦の12月14日であったこともあり、現代でも12月14日や年末になると特番が放送される事が多い。

元禄14年3月14日に殿中「松の廊下」で起きた浅野内匠頭による吉良上野介への刃傷事件はその日のうちに評定がなされ切腹を命じられるという、当時でも公平さを欠いた請求なものであった。そこから主君への仇討ちとなる赤穂事件に発展するのだが、この事件は当時の人々の心に強い印象を残した。

そして後に歌舞伎等の題材になり「仮名手本忠臣蔵」は人気の演目となっていくのである。その人気は忠臣蔵の舞台になった場所にも及んでおり、忠臣蔵の人々が眠る墓所や舞台となった寺などは現在も多くの人が訪れる場所になっている。

アトラスでは過去に赤穂浪士にまつわる様々な噂や、怪談も紹介している。




そんな忠臣蔵人気にあやかった名物も生まれていた。現在でも東京は新橋で販売されている銘菓「切腹最中」だ。

この切腹最中は御菓子司「新正堂」の考案した銘菓であり、この店舗が浅野内匠頭が切腹を行った田村右京太夫屋敷跡に存在している事に関係しているという。切腹最中のしおりには、「この『忠臣蔵』にまつわる数々の語り草が和菓子を通じて、皆様の口の端に上れば」という思いを込め、最中から溢れんばかりに詰め込んだ餡で切欠となった切腹を表現しているという。

12月14日の討ち入りが行われた日には「切腹最中」を味わいながら忠臣蔵に触れてみるのもまた面白いのではないだろうか。

(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

写真©新正堂「切腹最中」

 

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