最近、出版物でもグッズでも1番売れるものと言うのは、猫に関する商品である。
昭和の頃、もっとも人気のあった猫グッズと言えば「なめんなよ」で知られているなめ猫グッズである。
なめ猫鉛筆、なめ猫下敷き、なかでも最も人気が高かったのは、なめ猫免許証である。40歳上ならば、このなめ猫グッズを買い漁った記憶もあるだろう。
なめ猫を作っていた会社は当時大儲けをして、社員ひとりあたり二千万円以上のボーナスを払ったと言われている。他にもなめ猫に関する都市伝説が多数ささやかれている。
例えば、なめ猫の写真の撮影時には、猫がまっすぐ立ってくれないので肛門から箸を差し込んで固定したり、手術で体に針金を埋め込んだなどと無責任なデマを流された。
当然これは真っ赤なウソであり、実際はそういう事はあり得ない。なめ猫人気に嫉妬した連中が流布させた悪意のある都市伝説である。なめ猫の名誉のために強く否定しておこう。
他にも警察に免許の提出を求められた人物が、なめ猫免許証を提示し、なめ猫の会社が警察に怒られたという逸話もある。
猫好きの読者にオススメするアーカイブは、「猫吸いを始めたのは坂本美雨」「老女に20カ所以上の傷を負わせたのは猫」「複数の街から黒猫が消えた魔女の仕業か?」などである。合わせて読んでいただければ幸いである。
(山口敏太郎事務所 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)