【5月29日追記あり】赤塚不二夫の名作『もーれつア太郎』は封印作品?生誕50年でも何もなし?

2015年の深夜アニメ『おそ松さん』のヒットにより再評価されつつある赤塚不二夫。

今年に入り『天才バカボン』が上田晋也主演でドラマ化、GWには原作者の赤塚不二夫にフューチャーしたドキュメンタリー映画『マンガをはみだした男 赤塚不二夫』が公開されるなどメディアを超えた展開を見せており、また『おそ松さん』以前も『ひみつのアッコちゃん』が綾瀬はるか主演で映画化、『レッツラゴン』が舞台化されるなど、赤塚不二夫作品の代表作のほとんどがここ数年で何らかの形でリメイクが行われている。

そんな中、赤塚作品のもうひとつの代表作『もーれつア太郎』については、数年に渡り何の動きもないことが多くの赤塚ファンの間で物議を醸している。
『もーれつア太郎』自体は決して人気がないわけではなく、過去には2回のアニメ化、登場する「ニャロメ」「べし」「ケムンパス」といったキャラクターは現在も高い知名度を誇っている。『おそ松』『バカボン』ときたら、やはり『ア太郎』を見てみたいのがファンの気持ちというものだが・・・。

まず1990年に制作された『ア太郎』のアニメ再放送ができない理由は、「主題歌歌手の芸能界引退」があげられる。この主題歌歌手とは何を隠そう、芸人の島田紳助で「紳助&バスガス爆発楽団」名義で『ア太郎』の主題歌を担当している。ご存知の通り、島田紳助氏は2011年に暴力団幹部との交際を問題視され芸能界を引退し、今は一般の市民として暮らしている(編集部注①)

この件が後を引き『もーれつア太郎』は再放送ができないアニメのひとつとされている。(編集部注②)

また、『もーれつア太郎』の話を見たことが方ならわかると思うが、『もーれつア太郎』の物語の骨子はズバリ!「極道」である。(編集部注③)

ア太郎は元ヤクザであるブタ松(次郎長の子分「豚松」がモデル)を部下とし街で大暴れをするし、敵対する組織はギャングの3人組のココロのボスである。もちろんギャグマンガなので、過激なシーンはないものの「仁義」「義理」「男の意地」といった浪花節は、『ア太郎』にとって大事なテーマなため、現代の目からすると上記の島田紳助問題も含めて槍玉に挙げられる可能性があるのだ。(編集部注④)

来年、2017年は『もーれつア太郎』の生誕50周年にあたる。赤塚ファンとしては是非、現代の視点で『もーれつア太郎』も見てみたいところだ。

文:大森エビフライ

【2016年5月29日付編集部注意書き】
(編集部注①)→紳助&バスガス爆発楽団歌唱のOP主題歌『がってん承知ノ介』は『もーれつア太郎』再放送(下記編集部注②参照)のうえで特に問題視された形跡はなくライターの誤った推測であったことをお詫びいたします。

(編集部注②)→2013年8月~10月までCS『東映チャンネル』にて『もーれつア太郎』(1990年版)の再放送がございましたため事実誤認であったことをお詫びいたします。

(編集部注③および④)→『もーれつア太郎』は作品上「仁義」「義理」「男の意地」はテーマなものの「極道」はライターによる行き過ぎた表現であったことをお詫びいたします。
当記事について読者の方よりご意見をいただきました。当記事につきまして事実誤認および行き過ぎた表現があったことをお詫びいたします。ご指摘ありがとうございました。

『赤塚不二夫の名作『もーれつア太郎』は封印作品?生誕50年でも何もなし』について修正およびご意見

※「ATLAS」掲載基準につきましては「編集部より」をご覧ください。

 



 


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