11月3日の『爆報!THEフライデー』(TBS系列)では、千葉県房総半島に住み着く野生の猿軍団の特集を放送した。
この猿軍団は2000年前後から千葉県南東部に原因も判らないままに突如出現した個体で、近隣住民は農作物を荒らし人に危害を加えるこれらの猿たちにホトホト手を焼いているという。
2002年に亡くなった夫が経営していた「鴨川自然王国」を引き継いだ歌手・加藤登紀子も同様に猿の被害に悩まされていた。そして現地調査のためにお笑いトリオ・我が家ほか、俳優・柳生博を派遣し野生猿の調査に向かう、というのがこの日の番組内容だった。
猿の発生元は不明扱いになっていて、番組内では「某所から逃げてきた」とボカシたような説明をしていたが、地元・鴨川市および千葉県南東部の住民にとってはこれら大量の猿がどこから逃げてきたかは明白であるようだ。
それは2001年に閉園した遊園地『行川アイランド』(千葉県勝浦市)でほぼ間違いないという。
行川アイランドは南国をイメージしたレジャー施設で、園内にはフラミンゴを中心に外来種の動物が多く飼われていた。しかし閉園直後から、行川アイランドのあった勝浦市では本来生息していない野生のキョンやクジャク、果てはフラミンゴの姿が見られるようになってしまい、閉園のドサクサにまぎれ逃げ出した動物が多数いたのではないかと当時から問題になっていた。
そのため猿についても同様に考えられているようだ。実際に行川アイランドには「モンキーパーク」という珍しい猿が集まる施設もあった。
つまり、今回『爆報』で取り上げた猿が行川アイランドで逃げ出した猿そのもの、または子孫である可能性は極めて高いと、地元住民の意見同様に断言出来そうだ。
なお行川アイランド近辺は過去ATLASでも紹介した通り、ホウジロカンムリヅルの目撃情報、ディープな無人駅、心霊スポットである「おせんころがし」などもあり、何かと話題の場所である。
大物歌手も巻き込んだ野生猿問題、果たして最善の解決方法はあるのだろうか・・・。
(文:ツチノココアラ ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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