こちらの写真を見てほしい。
深夜の家の窓に外から張り付く、不気味な男の影が写っている。一見家に入り込もうとしている不審者のようにも見えるが、顔などが微妙にぼやけている。
この家の住人カレン・ウェイクフィールドは、この人影を13年もの間彼女の家に住み着いているという「マルコム(Malcolm)」という名の幽霊なのだそうだ。
この幽霊が出始めた当初は、写真のフレームを壊したり、ドアを叩いたり家族の声色を真似るなどして非常に恐れられていた。やがてただ怖がっていても仕方ないと考えた彼女は、幽霊と西洋版こっくりさんであるウイジャ板を用いて対話を試みた。すると幽霊は名前をマルコムと言い、1858年に57歳で死亡したという事実を伝えはじめたのである。
以降、幽霊の不気味な活動は完全に無くなった訳ではないが頻度が下がり、来客時にはお茶やコーヒーをいれるための電気ケトルを動かすなど、家族を手伝うような動きも見せ始めたのである。
このように、家に名前のある霊が住み着いてしまったケースは過去にアトラスでも報告している。以前アトラスでは、イングランド在住の家族が「ゲイリー」と呼んでいる霊と一緒に住んでいる事例を紹介した。
現在、この家の家族は不気味に思いながらもある程度は彼の存在を受け入れるようになったと語る。しかし一方で彼の成仏もまた祈っているそうだ。
関連動画
Malcolm the ghost is accepted as part of the family
(加藤文規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像©Prime Multiple News YouTube