事件

プリンセス・ダイアナ 死の連鎖

 今年はイギリスのダイアナ妃が亡くなって20年の節目の年となる。多くの人に愛されたダイアナ妃の死に関しては、当初から不気味な噂がささやかれていたことが判明している。

 このダイアナの不幸はそっくりさんにも連動したらしく、クリスティ・ハンナというダイアナのそっくりさんタレントは、あまりに似ているためなのか、ダイアナ妃が離婚すると、同じように離婚し、体調を崩すと同じように崩し、ダイアナ妃が拒食症になると同じように拒食症になった。

 あまりにも、人生が似てくるので不気味に思った彼女はダイアナのそっくりタレント稼業を引退した。すると半年後にあの事故が発生したのである。もし、あのままそっくりさんを続けていたら、自分の命も危なかったのではないかと戦慄したという。

 また、「報道できなかった偶然の一致97年衝撃・スクープ篇」(竹書房 1997年12月27日)では、ダイアナの運命をマリリン・モンロー(薬物の過剰摂取により死亡。謀殺説が根強い)、グレース王妃(車による事故死)と似ていると指摘している。

 つまり、元皇太子妃であったダイアナが、イスラム教徒であり、英国の植民地であったエジプト出身であるアルファイド氏と交際することは英国としてあまり歓迎できたものではなかった点と、武器商人・カーショギと交際していたグレース王妃、ケネディ大統領との不倫を重ねていたモンローと酷似していると指摘したのだ。




 他にも、「夕刊ゲンダイ」(10月16日)によるとダイアナ妃が死亡する直前、イギリス軍の特殊空挺部隊の元隊員、バリー・デービス氏によって、ある小説が執筆されていたらしい。その小説はイスラム教徒と結婚しようとするダイアナ妃をエボラ出血熱のウイルスを仕込んだ氷の矢で殺害しようとする内容のものであった。小説の中で暗殺は失敗するのだが、組織の幹部は「次は自動車事故で死んでもらう」とつぶやくシーンが最後に書かれている。

 まさに事実を想起させる内容だが、あまりにも現実に近い小説であったため、発売は中止されてしまった。

(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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