自宅に幽霊が出るという話はよく耳にするが、それが妖怪や怪物のようなものだったとしたらどうだろう。
イギリスはローンセストン在住の女性は、夜中に家の周囲をさまよう複数の幽霊に悩まされていると主張している。彼女は3月に現在の家に引っ越したのだが、ほどなくして周囲で奇妙な事が起きていることに気付いたと語った。
入居してから1週間以内のうちに、誰もいないはずの2階で喧嘩している声や話している人の声、誰のものでもない歌声が聞こえたという。歌声は彼女の娘かと思ったそうだが、この時幼い娘は別室で寝ていたという。
そしてある日の夜、彼女が一人で休んでいた寝室に異様なものが姿を現した。
彼女は別の部屋で休んでいた娘が寝室に来たのかと思ったそうだが、寝室のドアを開けたのは黒ずんで干からびた異様な姿の人間、正しく「ミイラ」としか言いようのないものだったという。
女性は寝室から飛び出して別の部屋に逃げ、がたがた震えていたという。
彼女は同じロンセストンの料理店に勤務しているのだが、ここでも定期的に霊体験に遭遇している。
この店では謎の悪寒に襲われたり、棚からひとりでに備品が落ちてグラスを割ったり、しっかり設置されていたはずの棚が落ちたりする異変に見舞われている。
店に出現していた幽霊が家までついてきたのか、はたまた何らかの曰く付きの家を買ってしまったのか。
彼女は購入した家が築50年以上ある物件だったため、前の持ち主と連絡を取って家や土地の歴史について調べ、周囲で起きている異変の原因を知り心霊関係の専門家に依頼もしたいと考えているようだ。
(加藤史規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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