今まで数々のスキャンダルを逆手にとって名を馳せた上西小百合衆議院議員が浦和レッズのサポーターをツィッター上で批判し、結果的に謝罪することになった。
その発言は次のようなものであった。
『サッカーの応援しているだけのくせに、なんかやった気になってるのムカつく。他人に自分の人生乗っけてんじゃねえよ』
わかりやすい。ただし、ひたすら不快で最悪である。
確かに試合中は、サポーターは闘っている選手に想いを託する。だがそれのどこが悪いのか。サッカー以外でも、野球、ラグビー、バレー、相撲など、人は様々な競技に自分の夢を付託する。
かくいう筆者も大のプロレス好きであり、観戦した試合で感動のため涙ぐんだことも多々ある。
勿論、中には選手たちに自分の運をお任せするだけで、自身の人生において仕事や学問、何もしない者もいるだろう。
だが、大部分の人間が好きな競技から貰った夢を原動力にして、自分の人生で闘っている。好きなスポーツから勇気と夢を提供してもらうことがそんなにいけないことなのか。
それよりも、上西議員こそが維新という政党に自分が乗っかって政治家になったのではないか?何もやってないのは、上西議員ではないのか?
夢は人から人に伝搬する。スポーツから貰った夢の伝言ゲームを否定する政治家に、庶民の夢の何がわかるのだろうか。
こんな政治家には落選してもらいたいと思う。
(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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