イギリス・リンカーンシャーのスキッドブルックにあるSt Botolph教会は、13世紀に建築され、現在は教会保全信託によって世話を受けている歴史ある建造物である。
しかし、現在は牧師らもおらず、使われることもなくなってしまった。
そのせいだろうか、この教会には妙な噂がたち、最近では壁や床が壊されるようになってしまったのである。
ネット等では半ば廃墟になっているのをいいことに、「サタンの教会」「悪魔崇拝主義者によって使用されている」と書き込まれてしまい、ついには何者かによって破壊されるに至ったのである。
リンカンシャー警察は、噂がたってから数百人の人物がこの教会を訪れるようになり、6月25日頃に壁や窓が破壊されたと報告した。
他にも現場には悪魔を呼び出そうとしたのか、動物の死体や西洋版こっくりさんであるウィジャ板などが放置されることもあったという。
地元の警察や管理者らは、「この教会は今は使われていないとはいえ、立派な国家遺産であり、教会保存財団が管理する場所でもある。心ない噂を流し、破壊する等の行為はやめてほしい」と訴えているそうだ。
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St Botolph’s Church, Skidbrooke
(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)