1979年、カナダの研究者であるジョン・ハチソンが衝撃的な現象の観測に成功、世界中の科学者が驚愕する発表を行った。
それは極めて特殊な電磁気の作用が物体に様々な影響を及ぼすというものである。
特定の装置を設置しておくと、手を触れていないにも関わらず、金属片が動き回ったりひとりでにねじれたり、巨大な金属の球体が浮遊するなど物理法則に反するような効果が見られたのだ。この光景はハチソン自らカメラを回し、動画に収録することに成功している。
これらの現象は彼の名前にちなんで「ハチソン効果」と呼ばれることになった。観測された現象は質量のある物体の浮遊、変形、さらにはテレポートまであった。
ハチソン効果は一種の反重力現象を発生させるものとして一躍注目を集めた。
しかし、ハチソンの行った通りに実験を追試してみても再現性がかなり低く、また動画も検証の結果フェイクである可能性が高いとされたのである。例えば、金属片が動き回るものは磁石で、金属球等の物体がが浮き上がるものは単純に糸や棒を用いてあたかも浮き上がったように見せかけていたのではないかと見られている。
しかし、反重力現象もテレポート現象も、実際に起こすことが出来るならば夢のような技術である。そのため、未だに効果の実在を信じる人は多いようだ。
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ハチソン効果 YouTube動画 何でも浮かせてしまうハチソン効果はUFOの推進原理と同じ
(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)