業界のウワサ

発禁映画『江戸川乱歩全集』DVD、遂に発売決定!東映はなぜ大英断した?

 株式会社スティングレイが運営するサイト『allcinema』によると、1969年公開の映画『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』(監督:石井輝男)のDVD化が決まったという。
 発売は東映ビデオから2017年10月を予定している。

 『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』は江戸川乱歩の複数の小説を原作にしたオムニバス映画で、『網走番外地』の監督・石井輝男がメガホンをとった長編映画。




 タイトルからわかるとおり異形の姿をした人間が多数登場することから、日本国内では地上波放送はおろかソフト化すら果たしていない(90年代に一度決定したが発売中止になっているが、外国版は制作されている)、「幻の映画」である。
 また本作は以前から映画マニアの間でカルト的な人気が高く、今回の発売決定の知らせをうけてネット上には喜びの声が多数あがっている。

 では、いったい何故2017年の今、演出に問題がある『恐怖奇形人間』のソフト化が決まったかは真相は不明であるが、一部では東映ビデオの売上不振が根底にあるのではないかと囁かれている。

 現在、映画業界では東映に限らず、セルまたはレンタルDVDソフトの売上が年々下がっており、視聴者の好みはAmazonプライムビデオやHule、Netflixなどの動画配信にシフトしているという。

その背景にはTSUTAYAなどに代表されるレンタルビデオ業界の衰退、ネットでの違法アップロードなどがあり、DVDを出しても売上が立たない状況があるという。また動画配信は定額で多くの映画やテレビのソフトを自宅に居ながら即時再生できる利便性が重宝されているからだ。




 そのため、これからのDVDメディアについては、確実な売上が見込める「マニアックな作品」が求められているといわれていて、今回の『恐怖奇形人間』もその一環ではないかと囁かれている。

 果たして『恐怖奇形人間』のDVD発売は、今まで日の目を見なかった封印映画を続々とリリースさせるきっかけを作ってくれるのだろうか・・・。

(文:ミッチェル横山 ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)

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画像は『HORRORS OF MALFORMED MEN : 江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間 [DVD] [Import]』ジャケット写真より