サブカル

「サザンオールスターズ」、20年も封印されていた楽曲が存在した!

サザンオールスターズ(通称サザン)は、桑田佳祐をリーダーとする日本の音楽バンドである。1978年に、「勝手にシンドバッド」でデビューして以来、「いとしのエリー」「真夏の果実」「希望の轍」などといった名曲を世に送り出し、現在も老若男女問わず支持され活躍している。

前述したデビュー曲「勝手にシンドバッド」という曲名は、当時流行していた沢田研二の「勝手にしやがれ」とピンク・レディーの「渚のシンドバッド」のタイトルを組み合わせたものである。しかし、桑田によればその組み合わせた大元はザ・ドリフターズの番組「8時だョ!全員集合」の中で志村けんがアドリブで言っていたものであるという。

ドリフつながりの逸話として、桑田がドリフのリーダーいかりや長介からメンバー入りのスカウトをされたというものがある。

このことは、長きに渡り桑田が自身のエピソードとして語っていたものであるが、後年になり「全員集合」にサザンが出演した際にいかりやから褒められたことが嬉しかったために、話を盛ったということを桑田本人が語っている。

ところで、サザンと言えば封印とも言える楽曲が存在している。ご存じの方も多いだろう、2000年に発売されたシングル「TSUNAMI」である。本作は、当時人気であった『ウンナンのホントコ!』のワンコーナー「未来日記」で使用されていたことも影響し、当時サザンの同世代であったファンはもとより若者からの反響もあったことで異例の売り上げを記録した。

しかし、2011年に発生した東日本大震災によって津波にまつわる放送が自粛されていく中、この「TSUNAMI」も多分に漏れず自粛となってしまった。のちに「TSUNAMI」は、2018年にはアルバム「海のOh, Yeah!!」に収録されたものの、ライブ演奏については2008年を最後に一切されておらず、事実上現在も封印状態となっている。これについては、桑田自身の意向も合わせてのことであるという。




ところで、サザンにはもう1曲封印されていたとされる曲がある。

それは、1983年のアルバム「綺麗」に収録されている『旅姿六人衆』だ。曲に入る前に「ごめん、俺が悪かった」というセリフが入る本作は、桑田がファンやスタッフに感謝を捧げる内容の楽曲となっており、ナイティナインの矢部浩之、カンニング竹山、サンドウィッチマン伊達みきおなど、ファンをはじめタレントにも好んでいる人の多い楽曲だ。

ところが、2001年を境に本作は一切サザンによって歌唱されることはなくなってしまったのだが、その理由はメンバーの一人であった大森隆志の脱退が原因だった。そもそも本作の六人組とは、6人のメンバーで構成されていたサザンを表しているため、5人組になってしまったことで「旅人六人衆」は封印されることとなってしまった。

しかし、サザン結成40周年ライブによって本作は封印から解かれることとなり、1998年の20周年ライブでの演奏以来、実に20年ぶりの復活となった。タイトルこそ「旅人40周年」と変更され、また歌詞の一部も変更される形とはなったが、時代の変化を考慮したサザンならではの対応と言えるだろう。

【参考記事・文献】
20年ぶりに封印が解かれたサザンの名曲『旅姿六人衆』はやっぱり最高だった!
https://motorsport-photography.net/tabisugata-6ninshuu/
桑田佳祐、『Mステ』で作詞について語る「人様の歌詞って見たことなかった。でも……」
https://realsound.jp/2016/06/post-7980_2.html
40周年のサザン、桑田佳祐が語る変化とは?「世の中の風潮と戦ってきた」
https://www.oricon.co.jp/special/51623/
TSUNAMI
https://dic.nicovideo.jp/a/tsunami

【文 ナオキ・コムロ】

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