UFO・UMA

「宇宙戦争を危惧し、死体は供養した」!?ベトナム「エイリアン死体」事件

 2007年11月、中国のニュースサイト『看中国』『THE DAILY DOWNLOAD』にて衝撃の事件が報道された。

 ベトナムの某地域にUFOが墜落、現場から宇宙人とおぼしき遺体が回収された。

 地元では度々UFOが目撃されており、関連が指摘されている。




 エイリアンの遺体は(どういう根拠か不明だが)木星人らしく、チョークの粉を全身に浴びている。しかも、身体のあちこちに火傷の跡が残っているという。

 宇宙人の遺体を発見した住民たちは、「このままでは宇宙戦争に発展しかねない」と困惑、至急懇ろな葬儀をおこなったという。確かに近年、ベトナムを始めとする東南アジアでは変わったUFOの目撃事例が相次いでいるが、この宇宙人の正体は何なのだろうか。

 この宇宙人とされる死体をよく見ると、両手両足の先が指ではなく蹄のような形になっているのが解る。また、顔の部分から小さな三角形の耳が出ており、恐らくこの宇宙人は奇形で生まれてしまった牛ないしはブタ等の家畜と思われる。

 異様な姿だったために供養が行われたのだろうが、それが伝播していくうちに「宇宙人の死体」となったのだろう。日本で言うところの、妖怪の「件(くだん)」に該当すると言えるかもしれない。実際に山口敏太郎も著作で「外国の件」のケースとして紹介している。




 さて、この「宇宙人の死体」とされた画像はあまりにも広く伝播しており、現在画像を検索してみると「タイで発見された」「インドで発見された」など、様々な情報が流布してしまって正確な場所が解らない状況となっている。

 それにしても、「宇宙戦争に発展しかねないので葬儀を行い、供養する」という発想は、欧米のUFO関連事件とはまた違った趣があるものに感じられる。

(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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