5月24日、スイスにて奇妙な事件が発生した。
スイスのレブロン村にて、13頭の牛が崖から飛び降りて死亡している様子が発見された。事件は同日の夜に発生し、6〜8ヶ月齢の牛が次から次へと自ら50メートルはある崖の下へ落ちていったものと見られている。
牛は臆病であり、群れの一匹が外敵に驚いて恐慌状態に陥ってしまうと、パニックが伝播して分散するように動いてしまうという。
そのため、今回のケースも狼や狐、野犬に追われて驚いた若い牛達が崖の方に追い立てられてしまったものではないかとされた。だが、牛達の群れの近くにはヤクの群れもあり、こちらはまったく動揺した様子がなかったという。また、周囲に牛達以外の動物の足あと等の痕跡も発見できていない。
そこで、牛達が何らかの病気や寄生虫にかかってしまった説が出てきたが、こちらも今のところ問題となる要因は検出されていないという。
動物が自殺を選ぶケースは非常にまれであり、たいていは自殺のように見えても何らかの外的要因があったことが後の調査で判明している。
果たして、この牛達はなぜ自ら崖下に身を躍らせたのか。
中には「UFOがやって来てキャトルミューティレーションを行おうとしたが、牛が逃げ出し失敗した跡だったのではないか」とする荒唐無稽な説も出てきているようだが、果たして?
(加藤史規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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