UFOやキリスト教関連のトンデモ説に、なんとイエス・キリストが宇宙人であるとするものがある。
キリストが誕生する寸前に不思議な、奇跡とされる現象が起こったと聖書には記されているのだが、これを拡大解釈したトンデモ説があるのだ。勿論、この解釈は一般的なものではないことは明記しておきたい。
マリアがキリストを出産するベツレヘムに近い野原にて、羊飼いたちが数名集まり、羊の番をしていたところ、夜空に眩い光が煌いた。その光輝く中から、救世主誕生のメッセージが聞こえた。その光を見た羊飼いたちは、非常に恐怖を感じたが、あれこそ神の使いで天使がやってきたのだと感激した。
また、東の国の占星術者の博士たちも、夜空の神秘的な星を発見した。聖書の1節に「ヤコブから一つの星が出、イスラエルから一本のつえが起り」とある。
博士たちは、これこそ神から約束された救主誕生の瑞兆だと確信した。このように、キリストが誕生する直前、非常に不思議な星が目撃されているのだ。一部のUFO研究家は、この目撃された光輝く星こそUFOであり、キリストは文明の進んだ星から使わされたエイリアンである主張している。
だが、この光り輝く星は、木星と土星の異常接近ではないかと言われている。また、シリウスのことではないかとも言われている。
(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像©PIXABAY