ほこらにお供え物がないと山から降りてきて暴れだす!?ドイツの「一角巨人」

「一角巨人」とは、これまた「世界妖怪図鑑(立風書房)佐藤有文」に掲載されていたトラウマ妖怪の一体である。

「ドイツの山奥にすんでいた一角巨人は、頭の上に大きな角がはえ、身のたけ六メートルもあるという鬼だった。いつもは山の大きなほら穴にいるが、毎日、山のふもとまでおいてきた。村の人びとが、山のふもとのほこらに牛や馬をの新しい肉をそなえておかないと、ものすごくあばれまわって村をおそい、人間までつかまえて食い殺したという」(原文ママ)

何ともアナーキーな妖怪の説明文だ。該当する妖怪の伝説がないので、佐藤有文氏の創作ないしは誇張が大幅に含まれていると見られている。




ドイツの巨人の説明であったはずなのに、いきなり”鬼だった”というキャラ変更が行われている。好意的に解釈するならば、酒呑童子は「シュタンドッジ」であり、ドイツ系の船員が漂着したことを鬼とみなしたという説があるのでギリギリOKかと思えるが、”ふもとのほこら”という部分に仰天してしまう。

ドイツに祠に似たものがあったのであろうか、と思い調べてみるとドイツはドラゴンなどを祀った祠みたいなものがあるそうだ。佐藤有文氏のにはやはり(ちょっぴりだけど)根拠があるのだ。

(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像は『レイ・ハリーハウゼン 特殊効果の巨人 [DVD]』ジャケットより




 

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