太平洋に浮かぶ自然の楽園、パプアニューギニア。この国にはワニに似た顔の未確認生物「ミゴー」等、恐竜の生き残りのような未確認生物の目撃証言が多数報告されている。
今回紹介するものは、「ガゼカ」なる巨大な未確認生物だ。この未確認生物はパプアニューギニアの原住民らに「悪魔の豚」という名前で呼ばれており、非常に体が大きく凶暴で、白と黒の縞模様があり吻のような鼻を持っているとされていた。顔が豚やバクに似ているため、前述の名前で呼ばれていると見られている。
あくまで原住民の伝説の中に出てくる存在だと思われていたが、1910年に探検家が原住民らと共にパプアニューギニアの山中で「家と同じくらいの大きさ」があるこの生物と遭遇したと報じられ、世界的に注目を集めた。原住民らは毒矢で、探検家は猟銃で抵抗し、なんとか追い返すことに成功したといわれている。
現在では目撃証言がほとんど無いため、ガゼカは未確認生物の中でもかなりマイナーな存在になってしまっている。
なお、ガゼカの正体としては近隣のオーストラリアに生息していた巨大な有袋類・ディプロトドンの生き残りではないかとする説や恐竜の生き残り説などが上げられている。