世界中の海岸で確認される、奇妙な漂着死体。グロブスターなどの別名で呼ばれ、白い繊維質の物体や肉等の巨大な塊として確認されることが多い。
恐らく海中にいるうちに腐敗が進行し、塊で剥離したものが漂着するのではないかと見られている。また、まれに正体は不明だが毛皮があるものや全身が残っているもの等も確認されている。
だが、中にはいずれも該当しない奇妙な姿の生物死体が発見された例もある。
こちらは2012年3月にアメリカはサウスカロライナ州の海岸にて発見された謎の生物の漂着死体だ。特徴的なのは全身を覆う巨大な金色のうろこだ。体長は約3m、重さ約130kg以上と非常に大きな体をしており、尖った顔には複数トゲが生えていたという。
果たして、この生物は何だったのか。
実はこの生物は、漂着の報告を受けてすぐに専門家らが調査を行っていた。その結果、地元サウスカロライナ水族館の獣医によって、巨大に成長した大西洋チョウザメと同定されたという。
海には規格外に大きな生物が生息し、たまに水揚げされて話題になるが、この死体もその一つだったという事なのだろう。
(加藤文規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)