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来世でも好きな人と幸せになれる?横須賀の「龍馬・おりょう像」

 坂本龍馬の妻であったおりょうは、龍馬暗殺後、龍馬の姉である坂本乙女の元へと身を寄せた。しかし他の坂本一族と折り合いが悪かったらしく、まもなくそこを立ち去った。その後は各地を転々としていた。その内に横須賀へと流れ着き、30歳の時に旧知の仲であった西村松兵衛と再婚した。そして66歳で死去し、信楽寺へと埋葬された。

 横須賀の地は坂本龍馬にも縁がある。

 明治37年、皇后陛下の元に坂本龍馬と名乗る男が夢に現れたそうだ。その男は「皇国のために帝国海軍をお守りします」と告げたという。皇后陛下は龍馬を知らなかったのであるが、側近が龍馬の写真を見せると、間違いなくこの人であると告げた。




 そして翌38年に海軍は、ロシアのバルチック艦隊を破っている。龍馬はこの時連合艦隊の旗艦であった「戦艦三笠」に奉られている。戦艦三笠はというと、戦後横須賀の地に保存されることとなった。

 生前おりょうと龍馬が連れ添ったのはわずか1年10ヶ月ほどであったが、死後横須賀の地で再び出会うことができた。そして現在、信楽寺にはおりょうと龍馬の像が寄り添うようにして並んでいる。来世の幸せを祈願しに、信楽寺を訪れてみてはいかがだろうか。

(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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