政治家と言えば非常に堅い職業であるイメージが強いが、中にはスピリチュアル系やトンデモ、オカルトに造詣のある人物もいる。
現役時代は爆弾発言などで知られた石原慎太郎元都知事だが、かつては不思議な現象にもかなり理解がある方であった。本人自身も法華経の謎を分析したり、なかなかのオカルティストぶりだが、UMA(未確認生物)にも興味がある。意外と知られていない事実だが石原元知事はかつて、探検隊を組織し、イギリスのネス湖にネッシー探検に出たことがある。尤も、ネッシー捕獲はならなかったが、本人はご満悦であった。
他にも右翼の大物活動家であったS氏が海坊主と遭遇したという話がある。
日中戦争勃発の少し前、S氏は渤海(東シナ海)の仁川沖に朝鮮人の老漁夫を雇い釣りに興じていた。しかし突如、天候が悪化し黒雲が発生、急遽引き返したが、沖には霧のような雨がかかり遠望が効かなくなった。すると漁夫が悲鳴をあげた。S氏が漁夫に聞くと震える手で指をさす。その方向には一丈(3.3m)の高さ、胴回りは大人4人分もある怪物が水面に立っていたというのだ。
この海坊主について、山口敏太郎氏は交尾中のクジラが海上に姿を現したものではないかと推測している。
海外に目をやれば、アトラスでも過去に紹介した「母親が宇宙人である」と主張している議員やUFOを目撃した政治家らが多数存在している。
こういったオカルト話を公言する議員が少ないのは、やはり荒唐無稽な体験談になるため、支持者から反発が出たり、支持率の低下に繋がるからだと思われる。だとすれば、引退した人物からは興味深い話が次々と出てくるのかも知れない。
(監修:山口敏太郎/田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)