神社やお寺に設置してある牛の像。
これは撫牛と言って、自分の体で調子の悪いところや具合の悪い患部を撫でた後に、牛の像の同じ箇所を撫でると、悪い部分が島根県出雲市牛の像にうつるため病気が治る、という俗習からきているものだ。
普通は牛の像が単独で設置してあるだけだが、出雲大社では牛と並んで撫で馬も設置してある。
撫で馬は全国的に見ても珍しく、また別名を『子育て馬』『かねおまさん』と言い、この馬の鼻の頭を優しく撫でてやると子宝に恵まれる、安産の神馬とされている。
他にも、2体設置してあるため他の神社にある撫で馬よりもご利益があるとか、この2体一緒に祈願することで健康雲が上昇すると噂になっている。
昔ながらの健康祈願や安産祈願以外にも、スポーツ関係の願い事のある人はお参りしてみてはいかがだろうか。馬のように早く、牛のように持続力のある体力を得られるかもしれない。
(山口敏太郎 ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)
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