犬や猫などのペットを飼っている人の中には、ペットが何も居ない空間をじっと見つめていたり、そこに向かって威嚇したりする様子を見たことがある人も多いのではないだろうか。
人間に比べて感覚が優れている動物たちは、実は人間には見えない幽霊の姿が見えていたり、気配を感じ取っているのではないか、とする意見も存在している。
そんな説を裏付けるような、「幽霊退治犬」がイギリスには存在していた。
幽霊を退治できるという頼もしい犬はこちら、2歳のブルドッグのワトソン君だ。
飼い主のイヴェット・フィールディング氏は英国で活動している霊能力者であり、心霊調査で訪れた先に連れて行った際、ワトソン君の能力に気がついたのだという。
初めての現場は、リーズに存在するアビー・ハウス博物館だった。この博物館で、多くのスタッフらが部屋を横切って飛行する謎の人影を目撃。担当の警備員はジャーマン・シェパードを連れていたのだが、その犬も何かの気配に怯えて人影が出たとされる部屋に入ろうとしなかったという。
だが、ワトソン君は彼女と共にこの現場を訪れると、恐れることなく部屋に入り、怪しい場所をじっと見つめたり、臭いをかいだりしたのだという。そして、彼女の調査の邪魔になるようなことはせず、むしろサポートするような動きをみせたのだそうだ。
彼女はワトソン君を可愛く、頼もしい助手のような存在だと考えている。また、彼の後継者も出てきて欲しいと考えており、ワトソン君の彼女になってくれる犬のお嫁さんを募集中だとか。ワトソン君の活躍から目が離せない。
(加藤文規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)